現代制御と古典制御の違いは何か?
古典制御すらままならない理解の状態で、いきなり仕事の現場で現代制御理論が必要
という話になってきて、
最近、現代制御の本を読み漁っています。
で、
「そもそも、古典制御と現代制御の違いは何なのか?」
一言で分かりやすく説明してある書籍はないのか?
と思っていたところ、比較的分かりやすく説明してある本がありました。
「はじめて学ぶ 現代制御の基礎」
江口弘文さん、大屋勝敬さんの共著(東京電機大学出版局)です。
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現代制御と古典制御の違いの説明が書いてある書籍
引用しておきます
ページ28
古典制御理論と現代制御理論の基本的な違いは、
対象とするシステムの表現方法にあるといってよいだろう。
古典制御理論が、システムの入力と出力の関係のみに注目しているのに対して、
現代制御理論では、システムの内部状態にも着目しているのである。
ここでシステムの内部状態とは、出力 y(t) だけではなく、
その変化率 y′(t) も意味している。
システムの次数が高くなればy′(t)、y´´(t)とすべての状態の変化に着目するのである
上記のy′(t)の ´ は、本書では、yの真上に ・ の記述で書いてあります。
うーん、この文章を1回読むだけでは難しいけれども、
本書の全体をさらっとでも読んでいけば、何を言わんとしているか、
ちょっとずつイメージできてきます。
イメージ的に言うと、
古典制御の場合、外側から見える「入力」と「出力」だけに着眼する。
一方、
現代制御は、外部から見える「入力」と「出力」だけではなく、
中で起こっている状態(内部状態)にも着眼する。
っていう違い。
こんな言い方しかできない状態。
まだまだ理解が出来ていない証拠。
まだまだ、現代制御の書籍を読み漁っていくしかないですね。
本書以外の現代制御の本で参考になった内容については、下記に記載してあります↓