後出しじゃんけんで、人の仕事にケチをつける同僚っていますよね。
評論だけして、批判だけして、自分は実際の作業、実務に関わってこない奴。
例えば、私の場合、組み込みシステムの開発の仕事。
ソフトウェアだけでなく、ボード(基板)の仕様書を作る業務もあります。
例えば、
「この部品とICを組み合わせて、こんな制御が出来るように実現する」
という仕様を検討し、それを基板メーカへ発注(外注)し、回路図に起こしてもらいます。
そして、基板の回路図が外注さんから上がってきたあと、つまり、すでに回路の検討が進んでしまった時点で、
「この回路より、このICを使った方が理想的な特性が出るのではないですか」
とケチをつけてくる奴がいるんですね。
言われたこちらの心境は、
「だったら、もっと最初から言えよ」
「あとだしジャンケンで言うなよお前。当初は何も提案しなかったくせに。作業が進んだ後から言ってくるんじゃねーよ」
って感じですね。
そんなウザい奴が身近にいた場合、どのように対処するとストレスなく、スムーズに仕事が進むのか?
きっとあなたもそんなウザい奴に困っていると思います。
スポンサーリンク
ネチネチ人の仕事に評論だけしてくるウザい奴への対処法は簡単
実は、対処法は簡単です。
「結局、あなたはどうしたいの?」
これを言って突き返すだけです。
そして、それでもまだネチネチ言ってきたら、
「じゃあ、そんなに言うなら自分がやれば?」
この二言で相手は黙りますね。
私は、嫌な奴に対してはすぐにキレちゃう性格ですけど、相手との人間関係も悪くなるので、そうそうこの発言はしません。でも、切り札は、上記の二言です。
「キレるのが実は精神的によい」というお話はこちら↓
ネチネチ論評だけしてくる相手は、批判をしたいだけなのです。
自分がスキル(エンジニアであれば技術力)で人より上回っていることを証明することに快感を得ているだけなんです。
「どうだ、俺の方が頭がいいだろう!?」
ということが分かれば満足する奴なんです。
一方、自分で仕事の責任を取りたくない奴でもあるんです。
要するに卑怯者。
「だから、結局どうしたいんですか?」
と聞いても、具体的な提案までは出てきません。
理想的な思想、考え方のところまでは主張はしてきますよ。でも、具体的な提案や検討には関わってきません。
人の仕事にはケチをつけたがるけど、自分では責任を取りたくないやつなんですね。
人の仕事には細かくチェックが入り、資料の細かな、どうでもいい誤字脱字に対しても、いちいち「間違っている」と多くの同僚を含めた全員メールで指摘してくるしね。
完璧主義の性格なんでしょう。
完璧主義だからこそ、自分が仕事に関わってしまうと「完璧にこなさないといけない」と思ってしまうから、自分からは実務をやろうとはしないのでしょうね。
「どうしてほしいの?」ではなく、「どうしたいの?」と言うのがポイント
「結局、どうしたいの?」
と言うと効果的と言いました。
同じような表現ですが、
「結局、どうして欲しいの?」
というのは、全然違います。
「どうしたいの?」は、「あなた自身はどうしたいの?」
「どうして欲しいの?」は、「あなたは私にどうしてもらいたいの?」
という違いがあります。
前者は、相手の主体性を引き出す言い方に対して、
後者は、相手はあくまで受け身。
相手が受け身になるような聞き方をすると相手の思うつぼ。
この辺りは、私は、マーケッターの神田昌典さんが横浜国立大学の堀之内高久准教授と対談した音声教材で学びました。
堀之内さんの「クレーマーへの対処法」についてのお話で、
クレーマーに対してのよい対処法は、
「あなたはどうなれば満足いただけますか?(納得いただけますか?)」
と聞くのが効果的だそうです。
一方、
「あなたは、どうしてほしいのですか?」
と聞いてしまうと、クレーマーは調子に乗って、突っかかって来るそうです。
会社の仕事で、ウザったい評論家も、社内クレーマーですよね。
「お前はどうやねん?お前がやれよ」
という気持ちを込めて言えば、グダグダ言う奴は退散しますよ。(また時期が過ぎれば、社内クレーマーが復活しますけどねw)
ぜひ、この手を使ってみてください!