スイッチングレギュレータのフィードバック抵抗の抵抗分圧の計算式の考え方がよくわかったサイト

組み込みソフトエンジニアのHARUYAです。

この前仕事で、スイッチングレギュレータのフィードバック抵抗の計算式の話が出てきました。私にはさっぱり意味が分からず、自宅に帰ってから調べてみました。

いろいろ調べた中で、スイッチングレギュレータのフィードバック抵抗の抵抗分圧の関係式の説明が分かりやすかったサイトを下記に引用します。

それは、ROHMのアプリケーションノートです。

降圧スイッチングレギュレータICを使ったケースの式が書いてあります。

引用元:https://fscdn.rohm.com/jp/products/databook/applinote/ic/power/switching_regulator/resistor_setting_for_vout_appli-j.pdf

出力電圧(Vo) = ((R1 + R2)/ R2) * Vref

で表されることが分かります。

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降圧スイッチングレギュレータの抵抗分圧の計算式と早見表

下記が先のROHMアプリケーションノートの引用です。

R1 や Rに具体的な数値を入れると抵抗分圧によって、電圧が増えるのか?減るのかの感覚が分かってきます。

例えば、

R1 =1  R2 = 1 とすると、

V0 = (1 + 1)/1 * Vref = 2 * Vref

になります。

R1 =1  R2 = 2 とすると、

V0 = (1 + 2)/2 * Vref = 1.5 * Vref

R1 =2  R2 = 1 とすると、

V0 = (2 + 1)/1 * Vref = 3 * Vref

上記の3つの具体例から分かることは、

  • R1を大きくすると、出力電圧Voが大きくなる。(R1を小さくすると、出力電圧Voが小さくなる)
  • R2を大きくすると、出力電圧Voが小さくなる。(R2を小さくすると、出力電圧Voが大きくなる)

こんな感じで、式の関係性を感覚的に覚えておきます。

また、このアプリケーションノートには、出力電圧を調整する抵抗値の組み込みが書いてある早見表も載っています。

特に、基準電圧Vref=1Vの時の表が、計算がシンプルで直感的に分かりやすいです。

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