組み込みソフトエンジニアのHARUYAです。
組み込みシステムを開発していて、時々出てくる用語が
- 出力インピーダンス
- 入力インピーダンス
例えばこの前にはお客さんからこんな質問がありました。
「マイコンのA/D変換ポートに入力する信号に抵抗値10KΩがついていますが、出力インピーダンスが大きくて正しくA/D変換ができるのでしょうか?」
ってな感じの質問。
出力インピーダンスが大きいと、なぜA/D変換が正しくできないの??
って意味が理解できませんでした。
そもそも、出力インピーダンスとか入力インピーダンスってなんなの?
というところの理解が必要でした。
ネットでこれらの用語を調べて、もっとも説明が分かりやすいサイトがあったのでこちらに引用させていただきます。
それがこちらのサイトです。
引用:https://detail-infomation.com/output-impedance-input-impedance/
出す側の出力インピーダンスは低く、受ける側の入力インピーダンスは高い方がいい
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以下、自分なりの言葉で感覚的に理解するようにまとめた内容。
簡単にひとことで言えば、
- 出力インピーダンスとは、電圧を出力する側の抵抗(インピーダンス)のこと。
- 入力インピーダンスとは、電圧を入力される側の抵抗(インピーダンス)のこと。
じゃあ、それらのインピーダンスは低い方がいいのか?高い方がいいのか?
- データ(信号)を出す側の出力インピーダンスは、低い方がいい。元の電圧が低くなりにくいから。(元の電圧に近い電圧を与えられるから)
- データ(信号)を受ける側の入力インピーダンスは、高い方がいい。受ける電圧を降下させにくいから
データとか信号とかいう言葉は適切ではないかもしれません。
でも、組み込みシステムのソフトウェア開発をしている立場からすると、信号やデータという言葉の方が理解しやすいのでそう表現しました。
まとめ
ということで、お客さんから質問あった
「マイコンのA/D変換ポートに入力する信号に抵抗値10KΩがついていますが、出力インピーダンスが大きくて正しくA/D変換ができるのでしょうか?」
という質問意味が理解できました。
出力インピーダンスが大きいと、受ける側のマイコンのA/D変換のデータに影響が出ませんか?
っていう質問であることが分かりました。
なるべくなら、A/D変換入力ポートに入れる信号線の出力インピーダンスは小さい方がいい。
という共通認識をすることができました。
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