組み込みソフトエンジニアの将来性や今後の需要動向は?組み込みエンジニアの仕事に向いている人は?

  • 組み込みソフトウェア、組み込みシステムに関する仕事は将来性があるのか?
  • 組み込みの仕事は需要があるのか?

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その一つの解答が書いてあるのがこの書籍

「よくわかる組込みシステムのできるまで」

これから組み込みエンジニアになろうとする方は読むとヒントになります。

2005年に執筆された本。

2022年の今から15年以上前の本ですが、

言っていることは2022年の現在でも全く同じことが言える普遍的な内容が書いてあります。

私は組込みシステムの業界で20年仕事していますが、

本書の著者、長嶋洋一さんのおっしゃる通りだなと感じる点がいくつもありました。

組み込みソフトエンジニアの将来性や今後の需要動向は

まず本書の前書きに、

組込みシステムが、いかに日本の産業として重要な位置にいるか?

ということが書かれています。

一部引用します

製造業の黒子なので目立ちませんが、

日本の技術が世界と競争する21世紀の発展を広く深く陰で支えているのが組み込み関連業界なのです。

本書は21世紀の電子立国日本を支える技術と言われ何万人も参加する大きな展示会まであるのに、

わかるようでわからない組み込みシステムについて

その全体像、

特に組み込みソフトウェアに重点を置いて紹介します。

組み込みエンジニアの仕事がよくわかる本

と書いてあります。

日本の重要な基幹産業でもあるにも関わらず、

わかるようでわからない。

この微妙なフレーズは、

組み込みシステム業界の世界のイメージをかなり的確に言い当てていると思います。

本当に外からにみるとパッとしない業界です。

外部の人が見ても、何をやっているか分からないんですからね。

電化製品、自動車、スマホなど、一般消費者向けの完成品メーカーの社員っていえば、

「あー、知ってる会社の仕事をしているんだね」

と分かってもらえます。

でも、例えば、電機系だとパナソニックとか東芝とか、LG、サムスンとか。

どこの会社で仕事をしているかっていえばわかってもらえるけど、

組み込みエンジニア(組み込みソフトエンジニア)って言ったら、どこの会社で何の仕事をしているか分かってもらえないものです。

でも、実は、電化製品、自動車、スマホでも、電気回路が組み込まれている製品には、

必ず組み込みエンジニアが製品開発に携わっています。

だから、電気製品が存在するうちは、組み込みエンジニアの仕事がなくなることはありません。

例えば今後伸びそうな分野でよく聞くのは、車の自動運転、これまで人手でやっていた作業のロボットへの置き換えとか。

こういう開発が続く限り、組み込みエンジニアが関わる産業が突然パタッとなくなったり、

急激な需要減になるようなことは考えられにくいでしょう。

組み込みエンジニア(組み込みソフトエンジニア)に向いている人は?

では、どんな人が活躍できる仕事なのでしょうか?

どんな人が組み込みエンジニアの仕事に向いているのか?

大学で、理工学部出身で、電子回路のこともバリバリ理解し、しかも有名大学出身じゃないと組み込みシステムの業界で仕事ができないのでしょうか?

20年間この業界にいる私が感じる答えは、

いいえ。

そんなことはありません。

理工系専門の学校を卒業していなくても、

有名大学出身でなくても、

文系出身でも自分がどれだけ仕事を通じて努力するか次第で、

この業界で仕事を続けていけるかは決まると思います。

私は、大学では文系学部出身。

電子回路も、数学も苦手。

プログラミングはC言語をちょこっと学生の時にかじった程度。

それでも、会社に入ってから、仕事を通じて業務に必要な知識やスキルを身につける努力をし続けている結果、

いまのところ20年間仕事を続けることができています。

もちろん、仕事を始めるまでに基本となる知識の蓄えがあったほうがいいに決まっています。

未経験者に比べて、会社に入った最初の数年間の苦労する度合いが低くて済むでしょう。

でも、学歴もなく、文系の分野出身であっても、

組み込みエンジニアの仕事は全然できます。

会社に入ってからどれだけ勉強するかが勝負です。

ここで紹介した本の168ページにも、勇気がでる言葉が書いてあります。

エンジニアの卵の皆さんにとって、この膨大な知識、経験、ノウハウには戸惑うばかりかもしれません。

しかし、ベテランは老い去るのみ。

ITを活用することで、先人の築いた技術を短期間にマスターし、

乗り越えることが可能な時代にいる幸運を実証してみてください。

いつの時代でも、

好奇心と情熱さえあれば誰でも自力でスキルアップできるのです。

知識だけでは本物にならないのも事実。

どれだけ支援環境が進展しても、プロのエンジニアは知力と体力の限界に挑戦して、

新しいシステムを実現させています。

柔らかい頭と熱い心があれば、自己実現には最適の領域であると筆者は確信しています。

結局最後は、どれだけこの業界の実務で時間を使うか?

知力と体力、そして柔らかい頭と熱い心。

最後は根性が必要。

もっというと、長時間労働をして、人よりも現場で粘り強く業務をし続ければ、

誰でもこの業界で活躍ができるとも言えると思います。

ライフワークバランスとか言っている時代に逆行する話ですが、

事実、私がそうですから。

私は、別に大学で理工系出身でもないし、

優秀な成績でもないし、

一流大学出身でもないし。

そんな私でも20年間、現場の組み込みエンジニア(組み込みソフトエンジニア)として働かせていただくことができています。

結局は、いかに社会人になって勉強し続け、人よりも長時間仕事するかに掛かっています。

あと、頭でっかちになっちゃいけませんね。

学歴コンプレックス?

大丈夫です。

高学歴の一流大学出身者の中には、

自分では手は動かさず、

机上の知識だけで仕事をしようとする人も多いです。

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最後はどれだけ勉強するか仕事するかにかかっている

でも組み込みエンジニア(組み込みソフトエンジニア)の現実は、やっぱり現場で手を動かすエンジニアが最後は勝つ。

だって、経験しないと業務で役に立つノウハウはみにつきませんもん。

そう信じてやれば、どんな人でも、絶対に活躍できるのが組み込みエンジニアです。

P.S

組み込みエンジニア(組み込みソフトエンジニア)になったときに、周りの同期や同年代のエンジニアと比べて、

有利な条件で仕事をスタートするなら、

こっそり「組み込みエンジニアコース」で実務に必要なスキルを事前に身に着けておくとめちゃめちゃ有利です。

組み込みエンジニアの養成講座ってすくないけど、下記にありました↓

--------------
ソフトができて、ハードもそこそこ分かるっていう人になれば、

仕事の幅が広がります。言い方を変えると、今の職場環境を変えたいなと思っても、

比較的転職しやすくなります。

では、組み込み系、電子、電気系のエンジニアの求人は、具体的にどんな人材が求められているのか?

そこから情報収集するなら、製造業に特化したエンジニア向けのメイテックネクストが情報が豊富で助かります。

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