角速度・コイルの動作と電磁誘導や起電力の説明が数式で詳しく書いてある本「完全図解電気回路」

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電気回路の基本がびっしりと詰まっていました。

約370ページにかけて、電気回路の図と詳しい式がズラズラズラと書いてある本です。

私は組込みシステムのソフトエンジニアをやっていますが、電気回路の理論は苦手なほう。

最近、自動制御系の業務をすることになり、その分野の勉強する必要があってその1つの本として本書を手に取りました。

本書のタイトルが「一番やさしい 一番くわしい 完全図解 電気回路」

私の場合、本書で

  • 磁気誘導
  • 角速度、角周波数
  • コイルの動作

のあたりを勉強するために、その章に絞って本書を読みました。

著者の大浜庄司さんは、東京電機大学卒業後、日本電気精器株式会社で勤務されたあと、東京電機大学講師をされていた方。

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図と数式がびっしりと書いてある「一番やさしい 一番くわしい 完全図解 電気回路」

確かに、

本書のタイトル通り、

「一番詳しい 完全図解」

というのは間違いないです。

一方で、タイトルの

「一番優しい」

っていうのは、そうでもないかなって感じですね。歯ごたえがあります。

ちなみ Amazon のレビューでも、概ね評判は良いです。

ただし、「入門書としては難しい」といった感想を持っている方もいます。

私のように、数学が苦手な人にとっては難しく感じるかもしれません

理系バリバリで、数学が得意な人は本書の内容はすんなりと理解できるのかもしれません。

本書のページの上半分は図で、下半分が説明なのですが、

その説明に数式が多いんです。

数式を用いて、電気回路の動作の説明をするといった構成になっています。

私のように、

  • 高校で数学をまともに勉強してこなかった人
  • 大学の学部が理工系学部でない人

にとっては、本書のタイトルで「一番やさしい」と言われても、やさしくないです。

結構難しいです。

テーマを絞って、自分が学習必要なパートに絞って本書を読むのがよいと感じます。

しっかりと説明と数式が書いてあるので、役に立つのは間違いないです。

書籍「一番やさしい 一番くわしい 完全図解 電気回路」でコイルや角周波数の考え方を学習

以下、私が業務で必要なので勉強した箇所、

  • 角周波(角速度)の考え方
  • コイルの動き

について、メモ書きを書いておきます。

電磁誘導

まずは、174ページ

電磁誘導作用により起電力が誘導する。

フレミングの左手の法則、あるいはフレミングの右手の法則

と言ったことや、

磁束について書いてあります。

なんとなくこういう動きをするんだなーというイメージとして覚えておけるページです。

完全図解電気回路1

角速度や角周波数

そして次は、

角速度、角周波数

188ページです。

角速度っていうのは、

1radの定義は知りませんでした。

半径に等しい弧に対する中心角の大きさを1radと言うんですね

「半径に等しい弧」

っていうのは知りませんでした。

超基本的な事なのかもしれませんが、

この本の図を見てイメージがわきました。

完全図解電気回路2

コイルの動作・電流基準と電圧基準

そしてコイルの動作

215ページ前後です

コイル回路に流れる電流は、電圧に対して90°遅れる。

本書では、ベクトル図をベースに書いてあります。

本書のいいところは、電流基準と電圧基準の両方でベクトル図が書いてある点です。

  • 電流を基準にすると、電圧は90°位相が進んでいる
  • 電圧を基準にすると、電流は90°位相が遅れる

何を基準にするかによって、

位相が進むか、遅れるかっていうのが変わる点が分かりやすく書いてあります。

完全図解電気回路3

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まとめ

「一番やさしい 一番くわしい 完全図解 電気回路」

本書の著者の宇津木さんは、大学での講師も務められていますが、その前にはメーカーで務めた方です。実務に役立つ内容としての観点でも書かれいます。

特に、著者の宇津木さんは、シーケンス制御とか機械制御系の専門だと思います。その分野の勉強をしたい人には特に役に立つと思います。

数式がびっしりで、まともにしっかりと1ページずつ理解しながら読もうとすると、時間が掛かってしまいます。

自分が必要な内容にページを絞ってその章だけを読むというのが本書の良い使い方かもしれません。

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