エンジニアの仕事をやっていても、
会社員である以上、プログラミングなどソフトウェアの開発以外に、直接業務に関係の仕事(間接業務)に取られる時間も多くあります。
歳をとればとるほど、間接的な業務、事務仕事が増えてきちゃいます。
私も20年近くエンジンをやっていますが、
昼間は、予算管理とか、外部に提出するレポート・資料作りとか、物を海外に受け渡しをするための輸出管理の書類作成とか、
直接本業に関係のない業務が増えてきちゃっています。
しかも、そういう間接業務は、上司や他部門との連携が必要になってくるからタチが悪い。朝からメールが来たり、電話がかかってきたりして、仕事が集中できる貴重な午前中に事務的な仕事に占有されてしまうことが多くなってきました。
一番大事な午前中に、自分が集中しなければいけない業務をするにはどうしたらいいか?
ある本を読んでいたら、一つヒントがありました。
その本が、
小林弘幸さんという医者が書いた本「不摂生でも病気にならない人の習慣」↓
ちょっとしたヒントですが、試してみる価値があることが書いてあります。
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エンジニアが、雑用で午前中がつぶれてしまわないようにする仕事の仕方
医師である小林弘幸さんが書いた本「不摂生でも病気にならない人の習慣」の116ページに書いてあります。
引用します
午前中は外部刺激をなるべく減らすように工夫するべきです。
思い切って午前中はメールを読まないことにしてみてください。
私はそうしています。
なぜならメールは電話と異なり、大前提として私たちが受け手が自由なタイミングで返信できるコミュニケーション手段だからです。
これを活用しない手はありません
引用:小林弘幸さん著「不摂生でも病気にならない人の習慣」116ページ
午前中、朝の仕事一番でメールを見ちゃうから、
雑用とか間接的な業務が気になっちゃう。
午前中、もしくは日中に自分の本来業務以外の仕事に占有されてしまう。
だったら思い切って午前中はメールを見ない。
そして、午後、昼ご飯食べた後の眠くなってきた時とかに、自分の最優先業務以外の業務をやればいいという話です。
このような話、他のビジネス書でも読んだことはある方も多いと思います。私も実際に他のビジネス書を読んで、
「午前中は自分の業務をやるべきっていうこと自体は分かってるんだけど、自分の業務に当てはめて実際に行動できない」
って思っていました。
でも最近、気がつきました。それはコロナウイルスの影響で自宅に会社の PC を持ち帰り、在宅勤務をするようになってから。
それは、
夜寝る前、あるいは1日の業務が終わった夜の時点で、その時点で来ているメールを全てチェックするということです。
そして、明日、どのような順番で仕事をするか。明日は何をしなければいけないかを紙に書き出すのです。
何を言ってるかと言うと、
朝一番にメールをチェックしてしまうと、その日の仕事の始まりに、
「今日は、あれもしなきゃいけない、これもしなきゃいけない」
と精神的な負担がかかってしまいます。
そして、その精神的な負担を軽減するために、10分や15分で出来るような雑用や事務仕事を1つずつ片付けに入ってしまいます。
そういう仕事のパタンにしてしまうと、午前中は雑用や事務仕事だけで終わってしまうということがよくあります。
なので、ポイントは夜寝る前に1回メールをチェックし、自分のタスクをやる順番を決めてしまうのです。そして、それを紙に書き出す。
そうすると、次の日の朝、方針ブレずに、紙に書き出した順番に仕事をすることができます。
最初はなかなか難しいのですが、
「人から頼まれた事務処理、雑用は午後からしかやらない」
と決めてしまえば、だんだんと午前中は自分の重要な仕事をすることが出来るようになってきます。
エンジニアである以上、何歳になっても軸はエンジニア職におきたい
この記事を読んでる方が、まだ二十代、三十代前半であれば、
まだご自身の業務範囲が比較的狭いはずなので、自分の仕事に集中できるかもしれません。
でも、40代を過ぎてくると、限られた範囲だけの仕事をやればいいという感じではなくなってきます。
後輩の業務進捗の管理が必要かもしれません。書類作成を中心とした、間接的な業務も増えてきます。
もちろん、会社としては、それらも大事な業務です。
でも、やはりエンジニアである以上、ソフトウェアを開発したり、設計したりする仕事を軸に持っていないといけません。エンジニア職としての業務時間がゼロになってしまうと、エンジニアとしての自分の存在価値がなくなってしまいます。
そうならない為にも、午前中は自分やるべき業務、つまりエンジニアの本来の仕事ができる工夫をしていきたいものです。
外科医である小林さんの本。一般のビジネスマン、エンジニア職の人にとっても役に立つことが書いてあります。一度、さらっとでも読んでみることをお勧めします。