20年ほどエンジニアをやってきて、長期間エンジニアとして活躍するのに一番大事なのが、
食生活
と言っても言い過ぎではありません。
というのも、エンジニアは基本的には一日中ずっとオフィス実験室の椅子に座ったまま仕事をします。
しかも朝から夜10時11時の深夜までずっと座ったままという時もしばしばあります。
私の健康診断の結果記事にも書いたように、
システムエンジニアは糖尿病になりやすい仕事?職業柄無理なく予防・対策出来る方法とは
40歳を手前にして、私は境界型糖尿病の疑いがあるという診断を受けました。
ここで改めて20代30代の若いうちから食生活に気を付けなければいけないといく警告として、非常に参考になる本がありましたのでご紹介します。
スポンサーリンク
エンジニアは1日中座っているんだから、大して食べなくても十分に健康をキープできるはず
その本が、「無病法 極少食の威力」です。
著者は、ルイジ・コルナロさん。
16世紀に生きたイタリアの方。
102歳まで生きた方です。
コルナロさんは、ただ単に、たまたま長生きしたというわけではありません。
30代、40代の頃に、医者からも見放されるほどの大病を患い、「手の施しようがない。寿命は短い」と診断された方です。
医者から言われた唯一の寿命を延ばす方法が、
「節食をしなさい」
ということ。
食べる量を極力減らしなさいと言った指導でした。
ただの節食ではありません。病院の入院患者の食事量よりも、はるかに減らした量で生活しなさいと言った指導でした。
それをコルナロさんは厳密に実践をされ、生命の危機から脱出し、結局は102歳まで生きることができた。
という体験談が書かれています。
本書の健康法の結論を一言でいうと、
極小食
とにかく、食べる量を減らせ
と言った内容です。
飲食共に、コルナロの例にならって最少量、一口ごとに最低120回は噛む。食事の回数は日に2回まで。朝食は不可
本書から引用
この本の要点です。
きっと、ほとんどのエンジニアは毎日食べ過ぎ
エンジニアではなく、肉体労働をされている方はエネルギーを使っていますので、そこまで食事の量に気にする必要はありません。
一方、エンジニアのような、オフィスにずっと座っている人は食事の量に気をつけなければいけません。
本書では、
食事の内容(肉なのか、魚なのか、炭水化物の量はどうなのか)といったことよりも、食事の量が一番重要と言っています。
とにかく食べる量を減らすこと。
エンジニアは、頭は使っているかもしれないけれど、体は動かしていません。
ほとんどの人が食べ過ぎなのではないでしょうか。
その証拠に、職場の周りの人を見ると、肥満体型の人が結構多くないですかね?
うちの職場は、肥満体形の人、多いです。
また、男性エンジニアの場合、独身の人も多いですよね。
独身だったら、家での食生活はむちゃくちゃの人が多くないですかね。
せいぜい自炊するのはインスタントラーメン。そして、ラーメンと白米をセットで食べるくらい。
あとはコンビニ弁当。
食後は、お菓子をボリボリ。
私も、20代はずっと独身、一人暮らしだったから分かります。独身、一人暮らしの男性なら、だいたいそんなもんでしょう?
一方、結婚したとかといっても、必ずしも健康的な食生活とは言えないかもしれません。
奥さんは気合を入れて、ボリュームのある食事を作ってくれるかもしれません。それは非常にありがたいことで、感謝すべきことです。
でも、エンジニアの場合、食べ過ぎの元になるでしょう。
私の周りのエンジニアを見ていても、たいてい、結婚した直後の男性って、最初は幸せ太りしています。食事の内容はよくても、量としては食べ過ぎなんですよね。
書籍「無病法」のメモ書き引用
本書の重要ポイントのメモ書きです。
最も大事なことは量の制限自分に合ったものをしかもできるだけ少量、つまり胃が容易に消化できる量に限って食べるべき。
意識して食べる量を減らすこと。
我々が生きていくのに必要最低量以上の食べ物を体の中に入れた場合、これが老廃物を生成し、病原菌が蔓延るためのエサとなる
ガンや糖尿病の健康関連の本にも必ず書いている内容ですね。
食べる量がもっとも大事とはいえ、一応プラスアルファでこのようにも書いています↓
肉食より穀菜食の方がはるかに活力・持久力を生む
肉食のもの、脂肪の多いものは取り過ぎない方がいいのは間違いありません。
エンジニアに対してのコメントも書いてあります↓
現代では多くのホワイトカラーの間で半ば習慣化しているコンピューターを前にした残業には特に注意を要する。
免疫学の立場から見てもこれは最も健康を損なう。
自律神経のバイオリズムを狂わせているばかりか細かい光が点滅しているスクリーンを見続けることで交感神経を緊張させストレスを発散
さらに恐ろしいことが書いてあります↓
この残業に寝不足などが加わると事態はより深刻である。
睡眠中、すなわち最小限の重力下で行われている細胞の修復にも支障をきたすので短期間の間に健康は著しく損なわれる
したがって、ずっと健康を維持していくためには特に中年以降のものともなれば朝型に切り替える。
昼間でも一時間ごとにコンピューターからしばし離れるなどそれぞれに工夫をして健康に配慮しながら仕事をしていくことが求められる
痛いコメント。
私、20代、30代ずっと運動もせずパソコンの前にずっと座りぱなし。
しかも、夜は家でパソコンに向かって別の仕事をする。
こんな生活をしてきました。
その結果が、糖尿病の疑いありと言った健康診断。
悪い結果が出てしまいました。
まだまだ若いから大丈夫と思わず、今すぐに食生活には気を付けていきたいものです