転職先の業界を未経験で異業種から選ぶなら伸びる市場にするべき理由

転職にも二つのパターンがあります。

一つは、今働いている業界、同じ職種で他の会社に転職するパターン。

もう一つが、これまでの経験は捨て、業界を変えるパターン。

前者の方は、仕事内容は変えないけれども、給料が高い職場で仕事したい、勤務地を変えたいなどの理由などが思いますが、

比較的転職のしやすい方法だと思います。

一方で後者の場合は、仕事内容を変えるので、未経験からの出発となります。未経験であれば、これまで働いてきた業界以外の全ての業界が、転職先の候補となります。

ではその場合、どの業界で働くのがよいのでしょうか?どのような基準で業界を選べばよいのでしょうか。

結論からいうと、

今後伸びるマーケット、伸びる業界に転職をすること。

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未経験で転職するなら伸びている業界にするべき理由

その理由は、

伸びている業界で仕事を経験すること自体に価値があり、自分の市場価値が高めらやすいからです。

具体的にどんなメリットがあるのか。

仮に、自分が未経験であっても、今伸びている業界に転職して働くとします。

伸びる業界であれば、衰退産業に比べて会社が儲かりやすい。つまり、自分の給料が上がりやすい。特に、営業職であれば、営業の成績を上げやすい。

また、もしその転職先の会社が自分に合わないと思って、再び転職をすることになったとします。その場合であっても、

伸びている業界であれば、同じ業界内での転職は比較的簡単にできます

伸びている業界の場合、後発で、複数の会社がその業界に参入してきます。後発の会社の場合、先発の会社に早く追いつきたいため、先発の会社で働いた経験のある人を中途採用するケースが多い。

そのため、転職もしやすいということです。

確かに私が所属する会社のケースで考えてみても、新規に始めるプロジェクト、製品の場合、先発組の競合他社から引き抜いてきた人がプロジェクトのリーダとなっています。

衰退産業はそもそも需要がない

具体例で考えてみると、例えば百貨店・デパートへの転職はどうでしょうか。

今、地方都市、首都圏両方とも、百貨店の閉店が相次いでいます。

伊勢丹、西武、そごう、阪急、その他、地方都市の百貨店すべてが店舗数を減らしている報道からみて明らかです。

「長年、百貨店で店舗の販売員をしていました」

という人が、別の百貨店へ転職することが簡単にできるでしょうか。

百貨店業界自体が衰退しているので、他の百貨店への転職は明らかに難しいでしょう。

いくらその人が、デパートでの仕事経験が豊富で、販売・接客のスキルが高かったとしても、デパートへの転職は非常に厳しいものとなるでしょう。

社員募集自体がないからです。

一方、デパートではなく、Web サイトでの店舗、Web サイトの運営経験があり、ウェブで物を売る仕事はどうでしょうか。

ちょっと抽象的な言い方ですが、ウェブサイト、通販で買い物する人は増えています。ここでは細かい統計データまでは出しませんが。

若い世代であれば、スマホから、Amazon や楽天などネットで物を買ったことがない人はいないくらい、ネットでの買い物は盛んな時代です。

デパートの店員さん立った人が、別のデパートへ転職するよりも、業界が伸びているウェブサイトで物を売る仕事の方が転職しやすいでしょう。仮に、WEBでの販売経験がなくても。

需要がある業界というのがその理由です。

伸びている業界にはライバルの転職者も多いからやっぱり厳しいのでは?という反論について

でもこう言うと反論する人がいます。

「伸びている業界というのは、みんながこぞって参入するから、転職者同士のライバルが多いのではないか?優秀な人も多く、競争倍率が高いから、結局転職しにくいのでは?」

という心配です。

私も以前はそのように思っていました。

でもよくよく考えてみてください。

衰退している業界で考えればすぐに答えが分かります。

先のデパートの例でも言いましたが、そもそも、衰退してる業界が従業員を減らしているということは、お客さんも減っているということなのです。

数年前まで私が昔住んでいた、千葉県松戸市の伊勢丹。数年前に閉店しました。この伊勢丹は、休日であっても、店内はガラガラ。お客さんより、店員さんの数の方が多い状態でした。

そもそも、お客さんが集まらなくなった業界で仕事をしても、業界自体が衰退しているので、業界全体が沈んでいくのです。

何をいっているかというと、

転職者同士の戦い以前に、全員が負けになってしまう可能性が高いのです。

なので、消去法で考えても伸びる産業、需要がある産業で働くのが正解です。

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どうやって、今後伸びる業界、産業を探せばいいの?

では、ここで疑問がもう一つ出てくるでしょう。

じゃあ、どうやって伸びる業界かが分かる?

どうやって探すのかについて、

このまま今の会社にいていいのか?

の80ページにヒントが書いてありました。

一言でいうと、

複数のベンチャーが参入している業界

では、ベンチャー企業がたくさん参入しているかをどうやって調べるか?

ですが、同じく80ページに書いてあります。

「XX業界 ベンチャー」

で検索して調べること。

また、別の方法として、

転職サイトで検索をかける

そして、出てきた企業を片っ端から調べる

設立年度が若い会社がたくさんあり、投資も集まっていればそれは伸びるマーケットに人とカネが群がっている証拠

80ページの引用

まとめ

どうせ未経験で転職、業界を変えるのであれば、衰退産業よりも伸びる市場業界で転職した方が圧倒的有利。

転職先がブラックとか、人間関係が上手くいかなくて失敗だとしても、その同じ業界への転職がしやすい。

これのことを頭に入れておいた方がよいですね。

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ソフトができて、ハードもそこそこ分かるっていう人になれば、

仕事の幅が広がります。言い方を変えると、今の職場環境を変えたいなと思っても、

比較的転職しやすくなります。

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