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電子工作や組み込み系システムのエンジニアに必須のアイテムの1つが テスター。
(デジタルテスターだと、デジボルとかデジタルマルチメータとかともいうかも)
私は組み込み系システムのエンジニアを20年近くやっています。
電子回路の基板をずっと取り扱っています。でもそういえば、テスターについて勉強したことは一度もないなと思いました。
会社にあるテスターを先輩の使い方を見よう見まねで使ってるだけ。
電圧測る時、抵抗を測る時も。導通チェックだって、「ピーッ」って音がなればOK
って感じで。
その程度の使い方しかしてきませんでした。別の言い方をすると、そのくらいの使い方です。
本格的に基板の中身を解析するのがメインの仕事とか、
そういう仕事ではなければ、それだけで十分だとは思います。
でもやっぱり、1度くらい、一冊くらいテスターについての本を読んでみようかな思いました。
テスターが主役の本です。
選んだのがこちら「みんなのテスターマスターブック」
2人の著者の方によって書かれた本です。
内田裕之さんは、JBCC株式会社で勤務、第1級アマチュア無線技士の経歴を持つ方。
小暮裕明さんは、SE(システムエンジニア)として制御系システムの設計・開発に従事、技術コンサルティング業務、セミナ講師、東京理科大学、拓殖大学などで講師、をされてきた方。
※30日間無料体験のAmazonキンドルに加入すれば、その期間にキンドル本については無料で書籍が読めてしまいます。
テスター(デジボル)が主役の珍しい本
さすがはテスターが主役の本。
テスターについて詳しく書かれています。
特に参考になるのが、
家庭用電源に来ているコンセントによる感電を防ぐための使い方。
「テスターをこのように繋げると危険だ。感電の可能性あり」
とか、安全面の内容も充実しています。
私自身は、組み込み系のソフトウェア開発の仕事をメインでやっています。
せいぜい、基板の導通チェックとか電圧チェック、抵抗値の測定がテスターの利用用途のメインです。私と同じような人は、正直、本書「みんなのテスターマスターブック」を最初から最後までしっかりと読む必要はないでしょう。
私はいちおう全ページを確認しましたが、必要な箇所だけをさらっと言いました。
「ふ~ん、そういうふうにテスターを使うこともできるんだ」
という感覚をつかむだけでも十分に本書で勉強した意味があると思います。
本書「みんなのテスターマスターブック」は、
意外と電子回路の詳しい計算まで書かれています。
例えば、アナログラジオの構成とか、オペアンプ回路の中身とか。
電子回路をそこそこ普通に知っている前提で書かれている内容もあります。
電子工作、電子回路初心者の人がクソ真面目に全部理解して1から読もうとしない方がいいと思います。
初心者向けに回路の中身とか、計算式が書かれているわけではないからです。
意味が分からないところでつまずて、本書を読むのを先に進まないってことにならない方がいいと思います。
電子回路初心者に超おススメの本
1度くらいはテスター主役の本を読んでみるのも勉強になる
本書はあくまで、
「テスターの使い方を学ぶ」
と割り切った方がいいです。
- テスターの基本的な使い方
- 感電の恐れのあるような危険な使い方
- テスターが壊れてしまうような使い方
にフォーカスしてさらっと読むのが本書の良い使い方だと思います。
なかなかテスターについて勉強するっていう機会はないと思います。
だからこそ、時間のある時にこういう本も一度くらい読んだ方がいいんじゃないかなと思って紹介しました。
「みんなのテスターマスターブック」
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