WPS(Wi-Fi Protected Setup)とは?
調べた内容:
✅ WPS(Wi-Fi Protected Setup)とは、簡単にWi-Fi接続を行うための仕組みです。
✅ ボタンを押すだけ or PINコードを入力するだけで、Wi-FiのSSIDやパスワードを手入力せずに接続できる。
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目次
① WPSの仕組み
通常、Wi-Fiに接続するには、以下の情報を入力する必要があります。
- SSID(ネットワーク名)
- Wi-Fiパスワード(暗号キー)
しかし、WPSを使うとこれらの入力なしで接続できるようになります。
② WPSの接続方法(2種類)
1️⃣ WPSボタン方式(プッシュボタン式)
- 親機(ルーター)のWPSボタンを押す(長押しする場合あり)
- 接続したい機器(PC・スマホ・プリンターなど)のWPSボタンを押す
- 自動的にWi-Fi接続される
📌 特徴 ✅ 一番簡単な方法で、ボタンを押すだけで接続できる
✅ Wi-Fiのパスワードを知らなくても接続できる
❌ 親機・子機の両方がWPS対応である必要がある
❌ WPSを悪用したセキュリティリスクがあるため、最近は非対応の機器も増えている
2️⃣ PINコード方式(PIN入力式)
- 親機のWPS設定画面(ルーターの管理画面)を開く
- WPS用のPINコード(8桁の数字)を確認
- 接続したい機器にPINコードを入力
- 自動的にWi-Fi接続される
📌 特徴 ✅ ボタンを押さなくても設定できる(離れた場所でも可能)
✅ 対応機器によっては、プッシュボタン式より安全性が高い
❌ PINコードを入力する手間がある
❌ PINコード方式にもセキュリティ上のリスクがある(PINの推測が可能な場合あり)
③ WPSのデメリット(セキュリティリスク)
WPSは便利な機能ですが、一部の方式にはセキュリティ上のリスクがあるため、最近はWPS非対応の機器も増えています。
🔻 PIN方式は特に危険
- WPS PINは8桁の数字で総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)に弱い。
- そのため、多くのルーターではWPS PIN方式が無効化されている。
🔻 WPSボタン方式は比較的安全だが、100%安全とは言えない
- ボタンを押すことで接続できるため、意図しないデバイスが接続する可能性がある(例えば、家の外からボタンを押された場合)。
- 最近のルーターでは、WPSを完全に無効化する設定が推奨されることもある。
④ WPSが必要なケース
✅ プリンターやIoT機器(スマート家電など)のWi-Fi接続が簡単になる
✅ Wi-Fiのパスワードを入力するのが面倒なとき
✅ 一時的にWi-Fiを簡単に設定したい場合
しかし、セキュリティ面でのリスクもあるため、可能ならWPSを使わずに手動で接続するのが推奨されることが多いです。
⑤ まとめ
✅ WPS(Wi-Fi Protected Setup)は、ボタンやPINコードでWi-Fi接続を簡単にする機能
✅ WPSボタン方式 → ボタンを押すだけで簡単に接続可能
✅ WPS PIN方式 → PINコードを入力して接続するが、セキュリティリスクがある
✅ 最近のルーターではWPSを無効化することが推奨される場合もある
✅ WPSを使わなくても、Wi-FiのSSIDとパスワードを手動入力すれば接続できる
WPSを使うかどうかは、安全性と利便性のバランスを考えて判断すると良いでしょう!