Wifiルータのリレー・イーサネットコンバータとはブリッジモードとコンバータモードのどちら?
調べた内容:
- イーサネットコンバータは「コンバータモード」(CNVモード)に相当します。
- リレー(Wi-Fi中継機)は「ブリッジモード」と同じ動作をすることが多いですが、場合によっては独自のモードになることもあります。
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目次
① イーサネットコンバータとは?(コンバータモード)
イーサネットコンバータ(Ethernet Converter)は、有線LANポートしかない機器をWi-Fiに接続するための機器です。
動作の仕組み
- Wi-Fi親機(ルーター)と無線で接続し、その信号を有線LANポートに変換する。
- コンバータモード(CNVモード)と同じ動作をする。
- 例:プリンター、デスクトップPC、NAS、ゲーム機(PS5, Xboxなど)をWi-Fi経由でネットワークに接続。
特徴
✅ Wi-Fiエリアは拡張しない(中継機ではない)
✅ 1台のLANポートを持つ場合もあれば、複数ポートのものもある
✅ Wi-Fiを使えない有線機器をWi-Fiネットワークに参加させるのが目的
イーサネットコンバータの代表例
- Aterm WG1200HP4のコンバータモード(CNVモード)
- BUFFALO WLI-TX4-G54HP(有線機器をWi-Fi化する専用機)
- ELECOM WDC-433DU2HBK(Wi-Fiを有線に変換するデバイス)
🔹 結論:
- イーサネットコンバータはコンバータモード(CNVモード)に該当する。
② リレー(Wi-Fi中継機)とは?(ブリッジモードに近いが異なる)
Wi-Fiリレー機能(中継機)は、親機のWi-Fiを受信し、別の場所でWi-Fiを再送信する機能です。
動作の仕組み
- 親機(ルーター)のWi-Fiを無線で受信し、それを別の場所で再送信する。
- 中継機モードやリピーターモードとも呼ばれる。
- 一部の機器では、Wi-Fiを有線に変換するイーサネットブリッジ機能を持つものもある。
特徴
✅ Wi-Fiエリアを広げる
✅ SSIDを統一できるものと、別のSSIDになるものがある
✅ 有線LANポートを持つ場合もある(イーサネットブリッジ機能付き)
リレー機能の代表例
- BUFFALO WEX-733DHP(Wi-Fi中継機)
- NEC Atermシリーズの中継機モード
- TP-Link RE650(Wi-Fiエリア拡張用)
🔹 結論:
- Wi-Fiリレー機能(中継機)は、ブリッジモードとは似ているが厳密には異なる。
- Wi-Fiを中継しつつ、有線LAN機器をつなげられるタイプは、ブリッジモードとコンバータモードを兼ねる場合がある。
③ まとめ:ブリッジモード vs コンバータモード vs リレー
ブリッジモード(APモード) | コンバータモード(CNVモード) | リレー(Wi-Fi中継機) | |
---|---|---|---|
目的 | Wi-Fiを拡張する(親機のLANポートと有線接続) | 有線機器をWi-Fiに接続 | Wi-Fiの電波を中継・拡張する |
Wi-Fiエリア拡張 | 可能 | しない | 可能 |
親機との接続方法 | 有線LAN接続 | Wi-Fi接続 | Wi-Fi接続 |
有線LAN機器の接続 | 可能(APとして機能) | 可能(Wi-Fi→LAN変換) | 機種による(LANポートがある場合は可能) |
主な用途 | Wi-Fiルーターの二重化防止、APとして機能 | 有線LANしかない機器をWi-Fiに接続 | Wi-Fiが届かない場所で電波を中継 |
④ どのモードを使うべきか?
✅ ブリッジモードが向いている場合
- すでに別のルーターがあり、Wi-Fiの電波を安定させたい
- 有線LANを使ってWi-Fiの範囲を広げたい
- マンションの光回線(ホームゲートウェイ)を使っている
✅ コンバータモード(イーサネットコンバータ)が向いている場合
- 有線LANしか使えない機器をWi-Fiに接続したい
- LANケーブルを引くのが難しいが、有線機器をネットにつなぎたい
- PC、ゲーム機、プリンターなどをWi-Fi経由で接続したい
✅ リレー(Wi-Fi中継機)が向いている場合
- Wi-Fiが届かない部屋に電波を拡張したい
- Wi-Fiの速度が遅い場所を改善したい
- 追加でLANポートを確保したい(中継機による)
⑤ 結論
- イーサネットコンバータ(Ethernet Converter)= コンバータモード
- Wi-Fiリレー(中継機)= ブリッジモードに近いが、独自のモード
- ブリッジモードとコンバータモードは役割が異なるので、用途に応じて選ぶのが重要。
Aterm WG1200HP4の場合:
- Wi-Fi拡張なら「ブリッジモード」
- 有線機器をWi-Fi化なら「コンバータモード」
- Wi-Fi範囲を広げるなら「中継機モード(リレー)」を検討
使いたい機能に合わせて適切なモードを設定すると、最適なWi-Fi環境を作れます!