ONUとAterm WG1200HP4をルーターモードで使用するのは正しいか?
調べた内容:
ONU(光回線終端装置)が「ルーター機能なし」なら、Aterm WG1200HP4をルーターモードで使うのは正しい設定です。
ただし、ONUがルーター機能付きの場合、Atermをブリッジモードにした方が良い可能性があります。
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目次
① ONUとは?
ONU(Optical Network Unit)は、光回線の信号を家庭内のネットワーク用の信号(LAN)に変換する機器です。
ONUには2種類あります。
ONUの種類
1️⃣ ルーター機能なしのONU(単なる光回線終端装置)
- 例:「GE-PON ONU」「光BBユニット(ルーター機能OFF)」など
- この場合、Aterm WG1200HP4をルーターモードで使うのが正解 ✅
2️⃣ ルーター機能付きONU(ホームゲートウェイ)
- 例:「PR-500KI」「HGW(ホームゲートウェイ)」など
- すでにルーター機能があるので、Aterm WG1200HP4をブリッジモードにした方が良い ✅
② ルーターモードで使うのが正しいかを確認する方法
現在、Aterm WG1200HP4をルーターモードで使用しているとのことですが、ONU側の設定次第では二重ルーターになっている可能性があります。
確認するべきポイント
✅ ONUがルーター機能付きかどうか?
→ ONUの型番を調べ、メーカーの仕様を確認する。
✅ Aterm WG1200HP4のWAN IPアドレスを確認する
- Atermの管理画面(http://aterm.me)にアクセス
- [情報] → [現在の状態] で「WAN側IPアドレス」を確認
- グローバルIP(例:126.xxx.xxx.xxx)が割り当てられている → OK(ルーターモードで問題なし)
- プライベートIP(例:192.168.1.xxx)が割り当てられている → 二重ルーターの可能性あり
✅ ONUのLAN IPアドレスを確認する
- ONUの管理画面にアクセス(プロバイダーによる)
- 192.168.x.x などのIPが設定されている場合、ONUにルーター機能がある可能性が高い。
③ 二重ルーターになると何が問題か?
もしONUがルーター機能付きで、Aterm WG1200HP4もルーターモードで動作していると、二重ルーターの状態になります。
二重ルーターによる問題点
❌ 通信が遅くなる・不安定になる(NATが2回処理されるため)
❌ オンラインゲームやVPN、リモート接続がうまく動作しない(ポート開放の問題)
❌ Wi-Fiの接続が切れやすくなることがある(端末が適切なIPを取得できない場合)
④ 正しい設定の選び方
✅ ONUがルーター機能なし → Atermをルーターモード(そのままでOK)
✅ ONUがルーター機能付き → Atermをブリッジモード(APモード)に変更するのが正しい
Aterm WG1200HP4をブリッジモードに変更する手順
- Atermの設定画面(http://aterm.me)にアクセス
- [基本設定] → [動作モード] を選択
- 「ブリッジモード(APモード)」を選択
- ルーターを再起動(ONUとAtermの両方を電源OFF→ON)
⑤ まとめ
ONUのタイプ | Aterm WG1200HP4の設定 | 理由 |
---|---|---|
ルーター機能なしのONU(普通の光回線終端装置) | ルーターモード(そのままでOK) | ルーター機能がないのでAtermでNAT/DHCPをする必要がある |
ルーター機能付きONU(ホームゲートウェイ) | ブリッジモード(APモード)にする | 二重ルーターを防ぐため、Atermのルーター機能をOFFにする |
⑥ もし二重ルーターだったらどうすればいい?
🔹 ONUのルーター機能をOFFにできるかプロバイダーに問い合わせる
🔹 Atermをブリッジモードに変更する(設定変更だけでOK)
マンションの場合、プロバイダーによってはONUのルーター機能を無効化できないこともあるので、その場合はAterm側でブリッジモードに変更するのが一番簡単です!
もし「二重ルーターかどうかわからない!」という場合は、AtermのWAN側IPアドレスを確認して、プライベートIPだったら二重ルーターの可能性大です。