エンジニアやセールスエンジニアの仕事が嫌になってきたが他にやりたいこともない

あなたは今、心のどこかでこう思っているのではないでしょうか。

「もう限界だ。こんな仕事はもうやりたくない」
「でも他に何ができる？何も浮かばない」
「そもそも、この年齢で転職なんてできるのか？」

心の中に漂う、もやもやとした疲労感、倦怠感、そして逃げ場のない焦燥感――それが、あなたの毎日を重くしている。この記事は、その気持ちを無理にポジティブに変えようとするものではありません。むしろ、その「嫌になった」という感情と向き合い、次に進むための現実的な視点を示すものです。

嫌になったのは、「もう十分に頑張った」からだ

まず知ってほしいのは、「仕事が嫌になる」という感情が生まれるのは、あなたがその仕事を真剣にやってきた証拠だということです。

• 「無理を重ねてきた」
  頑張ることが当たり前になりすぎて、どこかで心と体が限界を迎えているのではないでしょうか。過剰な責任感や、成果を出さなければならないというプレッシャーの積み重ね。これらがあなたを疲弊させている可能性があります。
• 「飽きた」も立派な理由
  一つの仕事を続けていると、最初はやりがいを感じていた仕事でも、次第にマンネリ化し、「飽きた」という感情が湧いてきます。それは悪いことではありません。同じことを繰り返す生活に嫌気が差すのは、人間として当然の反応です。
• 「期待が裏切られた」
  頑張った分だけ報われないと感じたり、自分の仕事が評価されない状況が続くと、「何のために働いているんだろう」と虚無感を抱くこともあるでしょう。

次に何をすればいいのかわからない理由

「次に何をすればいいのかわからない」という状態に陥るのは、あなたが何も持っていないからではない。むしろ、これまでのキャリアがあなたを縛っているからです。

• 「これまで積み上げてきたものを捨てるのが怖い」
  技術や知識を磨き、実績を積み上げてきたからこそ、今さらそれを手放すのが怖い。このままの道を進むべきか、まったく別の道を選ぶべきか、迷ってしまう。
• 「他にできることがあるのか不安」
  エンジニアやセールスエンジニアという枠組みの外で、自分が通用するのかどうかがわからない。新しいことを始めるには勇気がいるし、失敗するリスクも頭をよぎる。
• 「世間の目が気になる」
  特に家族がいる場合、「また転職するの？」といった周囲からの批判や、安定を求めるプレッシャーに負けそうになる。

本当に「やりたい仕事」を見つける必要はない

ここで立ち止まって考えてほしいことがあります。それは、次の仕事を探すときに、必ずしも「やりたい仕事」を見つける必要はないということです。

• 「やりたいこと」に執着すると前に進めない
  「これこそが自分の天職だ」と思えるものを探すのは、簡単なことではありません。多くの場合、仕事は「やってみたら意外と合っていた」ものになるのです。
• 「やりたくないことを減らす」ことから始める
  今の仕事が嫌なら、「何が嫌なのか」を具体的にリストアップしてみましょう。その要素が少ない仕事を探すほうが、現実的で効果的です。

具体的にどう動くか

1. 今の仕事を続けながら「転職の準備」を始める

無理に今すぐ辞める必要はありません。仕事を続けながら、自分にとって次に何ができるのかを考え、少しずつ準備を進めましょう。

• スキルの棚卸しをする
  自分がこれまでにやってきた仕事の中で、特に得意だったことや成功したことをリスト化してみましょう。それが次の仕事を見つける手がかりになります。
• 副業や小さなプロジェクトに挑戦する
  いきなり転職するのではなく、副業やフリーランスの仕事で新しい分野に触れてみるのも一つの方法です。

2. 「他にできることはない」と思い込まない

エンジニアやセールスエンジニアの経験は、実は多くの分野で活用できます。たとえば：

• プロジェクトマネージャー
  技術を理解し、チームをまとめる力は、多くのプロジェクトで求められます。
• 教育職やトレーナー
  これまで培った知識を活かして、後進を育てる仕事も選択肢の一つです。
• データアナリストやAI関連職
  技術的なスキルを応用して、データ分析やAIに関わる分野に進むことも可能です。

3. 本当に限界なら、一度リセットする

それでも「もう無理だ」と思うなら、思い切って一度リセットするのも選択肢です。貯金や支援制度を活用し、一定期間休養することで、心身を立て直すことができます。

最後に：立ち止まることを恐れない

「次に何をすればいいのかわからない」という状態は、決して悪いことではありません。それは、あなたが自分の人生について真剣に考えている証拠です。

迷ったときは、「何を失うか」よりも「何を得られるか」に目を向けてみてください。そして、少しずつでも行動を起こすことで、必ず新しい可能性が見えてきます。

「嫌になった」という感情は、あなたにとって次の扉を開くチャンスです。その扉の向こうには、きっと新しい景色が広がっているはずです。

P.S

仕事が嫌すぎるとき、職種を変えてみるのも手です↓

未経験職種への転職なら【アーシャルデザイン】